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これからヤフオクをやる人に本当に知っておいてもらいたいこと 落札編

ヤフオク初心者用のガイドページはいくつかあるんだけど、上辺をなぞるようなことしか書いていない。もう少しコアな話を書いておいたほうがいいんじゃないかと思ったので、自分で書いてみます。

まず最初に書かないといけないのは、ヤフオクはネット通販ではないということ。信用のある通販サイトでお金を振り込めば、商品は必ず届くだろう。しかし、ヤフオクの場合はお金を振り込んでも商品が送られてこない可能性はある。実物を見ずにお金を先払いするリスクの高い取引となる。自分が詳しくない商品や模造品の多い商品は特にリスクが高い。出品者の見極めが重要になる。リスクを考えればヤフオクの落札価格は安くない。開始価格が安いだけで、最終的にはリスクに見合った金額で落札される。安く落札できるとすれば、それは出品者が何らかのミスをした場合のみだ。

ヤフオクに参加するには、まずヤフーのIDを作らなければいけない。変な名前やふざけた名前のIDは避けた方が良い。趣味や年齢像も出さない方が良い。あくまで商取引に使うIDだと考えて作った方が良い。

IDを作ったらオークションに参加する前にやってもらいたいことが2つある。1つめは、ヤフーのIDを作るとID@yahoo.co.jpというウェブメールのメールアドレスが自動で作られるので、このIDの部分を別の文字列に変更すること。このメールアドレスを変更しておかないと次点落札詐欺メールが来ることがある。次点落札詐欺メールというのは、出品者を名乗る人物から送られた、「(何らかの事情で)最高額落札者と取引ができなくなった。落札者の都合で取り消すと落札者に悪い評価が付いてしまうので、表面上は取引を完了したことにして、あなたと直接取引がしたい」といった内容で直接取引を持ちかけるメール。そこで直接取引に乗って銀行口座にお金を振り込んでしまうと、そのままドロン、というわけ。

この次点落札詐欺対策のために、しばらく前から入札履歴と出品者の評価ページに表示される落札者のIDが暗号化され、第三者からは入札者や落札者のIDがわからなくなった。しかし、まだ次点落札詐欺メールが来る可能性はある。それは出品者からは入札者のIDは全て見えているからだ。出品者ないしは出品者のアカウントをクラックした人物が、競り負けた人に次点落札詐欺メールを送るというのは現在でもできる。

次点落札詐欺に引っ掛からないためには直接取引に乗らなければいいのだが、どうしても欲しい物で競り負けたり、メールで値引きを提示されたりすると、思わず乗ってしまう人もいるだろう。なので、予めメールアドレスを変更してメール自体が来ないようにしておいた方が良い。

2つめがログインIDをシークレットIDに変更すること。最初の設定だとログインIDがアカウントIDとなっている。アカウントIDは出品や落札を行うと他人に知られてしまう。ログインIDは最初に他人に知られない文字列に変更しておいた方が良い。また、メールアドレスや携帯電話の番号のような他人に伝える文字列でログインできる設定にもしない方が良い。

ここまですれば後は入札して落札すればいいだけなんだが、初めてヤフオクに参加する人は新規ID入札お断りの多さに驚くかもしれない。「みんな最初は新規なのになぜなんだ」と思うかもしれないが、これは新規IDによるいたずら落札が多いというのが理由だ。

落札されるが支払いが行われない→落札者の都合で削除する→落札者に悪い評価が自動的に付く→出品者に悪い評価を付ける

これがヤフオクの典型的ないたずら落札。これをやられると出品者はすごくムカつく。出品物の現金化が遅れる上に、マイナス評価まで付けられるからだ。このようないたずら落札は落札者に悪い評価が残る関係上、新規など評価数の少ない捨てアカで行われるケースが多い。そこで出品者は新規などのいたずらの疑われるIDからの入札はお断り(取り消して)、落札させないことで対抗しようとする。

これは
・落札者が取引情報の連絡を行わない限り、落札者の個人情報が出品者に開示されない。
・落札代金を支払わなくても出品者を評価できる。
というヤフオクの仕様に根本的な原因があるのでやむを得ない。落札さえすれば取引を行わなくても出品者を評価できるなら、いたずらの疑われるIDからの入札は取り消す以外に出品者には手の打ちようがない。

重要なのは新規不可の出品にいきなり新規IDで入札してはいけないということ。断りもなく新規IDで入札すれば入札取消→ブラックリスト入りは確実だからだ。すぐには取り消されなくても、高値更新されたタイミングでブラックリストに入れて、それ以上入札できなくするという場合も多い。それならと終了間際に入札しても、出品者がオークションの成り行きを見ていた場合はまず間違いなく取り消される。終了間際に入札しても、自動延長オプションで終了時間が5分延長されれば、入札を取り消すだけの時間はある。もし仮に終了間際に入札して落札できたとしても、出品者は落札者の支払いが完了するまで落札者を削除することができる。新規お断りの出品で新規IDで落札すれば、支払い完了前に落札者の都合で削除される可能性は十分ある。

新規お断りの出品で入札したい物があれば、まずは質問欄から入札しても構わないか、たずねてみてはどうだろうか。案外あっさりOKしてくれるケースも多いと思う。質問欄からたずねる時点で、商品説明文を読んでくれていること、日本語の読み書きができることがわかるからだ。新規をお断りする理由の一つに「外国人かもしれない」というのは確実にある。外国人との取引では、商品説明文を見ていなかったり、日本語でコミュニケーションできなかったり、発送や梱包に細かい注文をつけられたりと何かと不愉快な思いをするケースが少なくない。入札する前に質問欄から「入札しても構いませんか?」と聞くだけでも印象が変わってくる。すべての出品者が1円でも高く売りたいと思っているわけではない。多少安くても信用できそうな人に売りたいと考えている出品者は多い。この人なら売っても良いと思ってもらうことが重要だ。

新規お断りでない出品で欲しい物が見つかったならラッキー。入札すればいい。しかし、その前に出品者をよく見極めないといけない。これがヤフオク落札の最大のポイントと言える。

まずチェックするのは出品者の評価ということになるが、悪質な出品者でも良い評価の割合が95%以上ある場合がほとんど。相互に評価を行うヤフオクでは、そう簡単に出品者に対して悪評価は付けられないからだ。また、悪評価を付けられた場合でも新たにIDを作り直すことで悪評価を消すことができる。評価数が少ないのに出品慣れしている出品者は、IDを作り直したと考えていい。特に1円情報や1円画像などの売買で評価数を増やしている出品者は詐欺の可能性が高い。

出品者を見定めるには、通常の取引での評価数が100件以上は欲しい。評価の内、良い評価の割合が98%を下回っていたら地雷の可能性有り。つまり100件の取引のうち2件以上悪い評価があったらリスク大。このぐらいのレートだと、たまたま変な人に当たってとか、いたずら落札で悪い評価が付いているケースもあるので、評価の内容はチェックする必要がある。実際の取引が行われずに付けられたマイナス評価については、いたずら落札なので気にしなくていい。しかし、落札者が落札代金を支払って商品を受け取った上で付けているマイナス評価の内容はよく確認した方がいい。特に届いた商品に破損や不具合があったと書かれている出品者は避けた方が無難。

悪質な出品者の場合、「どちらでもない」という評価が付いているのをよく見る。これは出品者に悪評価を付けると自分にも悪評価を付けられてしまうので、仕方なく評価を「どちらでもない」に留めたというパターンが多い。こういった冷静な判断のできる人のコメントは参考になる。「どちらでもない」という評価があったら真っ先にチェックした方がいい。この「どちらでもない」という評価があるのが悪質な出品者の特徴と言える。

個人出品なのに「出品者のその他のオークションを見る」と同じジャンルの品物を大量に出品していたり、出品者情報の横についている出品マスターを表すランクがシルバー以上の出品者は要注意。直近3ヶ月の出品物の落札価格の合計が10万円~30万円でブロンズ、30万~100万でシルバー、100万~1000万でゴールド、1000万以上でダイヤのランクアイコンが付く。個人が自分の家庭にある不要品を処分するだけでは通常30万は超えない。ランクアイコンがシルバー以上の出品者は、どこかで商品を仕入れてそれをオークションに流している業者ないしは業者的な人だと判断できる。このような出品者は自分が出品している商品に関する知識がないことが多い。商品知識がなく使用状況も不明だから、どこをどう説明すればいいのかわからない。そこで商品説明がほとんどなく、「写真を見て判断してください」といった内容の出品になる。このような出品者の出品物は状態が悪かったり、商品説明にない不具合があることが多い。

ストア出品でも商品の状態に関する説明が少ない出品者は避けた方が良い。ヤフオクには悪質な廃品回収業者やリサイクル業者が多数存在する。発送連絡を行わなかったり、追跡番号を伝えないなど個人出品よりも対応の悪い業者も珍しくない。ストア出品だから個人出品より信用があると考えるのは大きな間違いだ。

次にチェックするのがタイトルと商品説明文。タイトルに超美品だとか極上美品、新品級といった状態を誇張する語句を使っていたり、検索ワードを入れている出品者は不誠実な出品者なので避けた方が良い。質の悪い出品者ほどタイトルが長く派手になる。

商品説明文は、出品物の悪い部分を隠さずに書いてあるかがポイント。中古品であれば誰かが使用した痕跡は必ずある。傷や汚れがあるのは当然の話で、そこを商品説明文でごまかさずに書いてあるかが出品者を見極める大きなポイントとなる。悪質な出品者は悪い部分の説明をしないか、後回しにして宣伝から入る。

写真のチェックも重要。やめておいた方が良いのは、写真をメーカーサイトや通販サイトから盗用している出品者。自分で撮った写真がない出品は、出品している物が手元にない可能性が高い。散らかった部屋で撮った写真を載せていたり、手ブレやピンぼけした写真をそのまま載せているような出品者は避けた方が良い。写真が適当な出品者は、商品の状態や取引もそれ相応だと考えた方が良い。

しかし、逆に写真が綺麗すぎるのもリスクあり。業者や業者的な人の中にはライティングや撮り方を工夫して、商品の状態を実際よりもよく見せるような写真を載せているケースがある。コントラストや質感が異様に強調された写真を載せている出品者は避けた方がいい。オークションでの良い写真とは、手作り感があって丁寧に撮られた写真。傷のアップの写真を載せている出品者は優良な出品者が多い。優良な出品者は、写真や商品説明文で購入予定者が本当に知りたい情報をシンプルにわかりやすく伝えてくれる。

商品や取引についての不明点や疑問点は入札前に質問したほうが良い。落札後に質問するのは避けた方が良い。落札後に質問すれば、「なぜそれを入札前に聞かないんだ」と思われるのは当然の話。落札者の都合で削除されてもやむを得ない。

入札は基本取り消せない。入札後でも質問欄から入札の取り消しを出品者に依頼することはできる。しかし、取り消すかどうかの判断は出品者に委ねられている。入札を取り消さなくても問題ない。入札は自分が出せるMAXの金額を1回だけ入札するのがベスト。終了間際に競り合うのは、競り勝つのが目的となってしまって、高く買わされてしまう。

商品を落札できれば、少なくとも最初の取引情報の連絡は落札した当日中に行ったほうが良い。出品者は落札者の支払いが完了するまで落札者を削除できる。落札者は削除されると自動的に非常に悪い評価が付く。落札後の連絡や振込が遅ければ遅いほど削除される可能性は高まる。欲しい物が落札できたら、すぐに取引情報の連絡と支払いを終えてしまった方が良い。

落札後に安易なキャンセルはしない方が良い。出品者は、落札者からキャンセルを申し出られたり、支払いがなかったりすると、落札者の都合で落札者を削除することになる。一定期間内に落札者の削除を行わないと、取引が完了したことになってしまうからだ。落札者は削除されると自動的に非常に悪い評価が付く。キャンセルによる悪評価が付くと、そのIDでの入札は困難になる。キャンセルするぐらいなら、取引した後に即出品した方がまだいい。

商品が届いて特に問題なければ受取連絡を行い、出品者に非常に良い評価を付けるのが暗黙の了解。そうすれば出品者も非常に良い評価を返してくれるだろう。つまらない理由で出品者に悪評価は付けない方が良い。出品者に悪い評価を付ければ、自分にも同じ評価が返ってくるからだ。出品者に良い評価を付けたくない場合は「評価はしない」で済ませたほうが良い。フリマアプリと違って評価をしなくても、受取連絡さえ行えば出品者は落札代金を受け取れる。評価をしなくても普通は何も言ってこない。商品や取引に問題があった場合は、入札前の出品者の見極めが不十分だったということだ。

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Written by firefennec

2016年 10月 10日 @ 21:34

カテゴリー: ネット売買