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無意味な「いたずら入札トラブル申告制度」

ヤフオクには「いたずら入札トラブル申告制度」というものがある。
この制度の申告要件を読んでいると、様々な疑問が湧いてくる。

第2条(申告要件)

出品者は、出品した商品が落札されている場合であって、かつ、以下の要件のすべてを満たしている場合に申告を行うことができます。ただし、以下のいずれかの要件が満たせないやむを得ない事情があると当社が判断したときには、当該要件を満たすことを求めない場合があります。

(1) 出品者が、①落札者に対し、落札から一定期間、複数回の連絡を行ったにもかかわらず落札者と連絡がとれなかったこと、または、②落札者と一度は連絡が取れたが、その後再度連絡がとれなくなったこと
(2) 複数回の連絡の一部に、連絡掲示板を使っていること
(3) 申告前に、当該落札者の削除を行っていること

落札後、無連絡というのはよくあるいたずら落札のパターンだ。 そのようなケースは問題なくいたずらだと認定してもらえるように思える。 しかし、落札後何時間経過した時点で連絡がない場合に、いたずらだと判断して良いのかが分からない。

出品者のなかには、落札後当日中の連絡を要求するものも少なくない。 例えば午後10時に落札した場合、タイムリミットは2時間だ。 その2時間以内に落札者から連絡がなかった場合、複数回の連絡を行ったからといって「いたずら落札だ」と申告して、それが通るのだろうか? 自分が出品する場合は、落札後24時間以内の連絡をお願いしているが、それでいいのか確証がない。

また、落札者と連絡は取れるが、落札者が何らかの理由をつけて支払いを行わない場合はどうなるのか? 申告要件を読むと、落札者が「来月には支払います」と連絡し続ければ、いたずら落札に該当しないようにも受け取れる。 もちろん、いつまでも支払いを待つ訳にはいかないから、どこかで落札者を削除することになるが、落札後何営業日経過した時点で支払いがなければ、落札者を削除して良いのだろうか?

落札後に値引き交渉してくる落札者がいるが、これはいたずらだと認定してもらえるのか?

いたずら落札は、「無連絡」、「未払い」、「落札後の値引き交渉」、この3つが代表的なパターンだと思われるが、これに関して具体的な判断基準が明記されていないわけだ。

この点をカスタマーサポートに問い合わせてみたが、その答えがこれだ。

いたずら入札トラブル申告制度では、フォームよりご申告いただくオークションIDを基に、総合的に審査をさせていただいております。

個別の事例に関し、判断基準など、措置に関する事柄は、
事前にご案内行っておりません。何卒ご了承ください。

判断基準は明かせないということらしい。 これはとても困る。 なぜなら、入札トラブル申告制度の申告要件に「落札者の削除」が含まれているからだ。 落札者の削除を行うと、システムから自動的に落札者に悪い評価が付く。 そして、ほぼ確実に出品者に悪い評価が返ってくる。 どのタイミングで落札者を削除しても構わないのか、不当な悪評価を受けても削除してもらえるのか、その判断の見当にできるものが全くないわけだ。

結局はこれからも、怪しいIDからの入札があった場合には即座に入札を取り消して、落札させないことでいたずら落札を防ぐ以外に手はなさそうだ。

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Written by firefennec

2015年 6月 23日 @ 22:20

カテゴリー: ネット売買