Planet Blue

ホンダ インテグラの試乗の回想

去年の秋辺りにホンダのインテグラの試乗をさせて貰ったんですが、余り良い印象を受けなかったので記事にはしませんでした。
しかし、ダメなバイクについても書いておいた方がいいような気がするので、書いておきます。

インテグラは今年モデルチェンジされているので、私が乗ったのは旧モデルということになります。 エンジンやフレームはNC700シリーズやCTXシリーズと共通。 主要コンポーネントを共用してコストを下げつつ、多様なニーズにも対応した製品群のうちの1つだ。

エンジンの振動や排気音、変速時のショック、これらの乗車感がスポーツバイクそのもの。 走っていて思わず足を引きそうになるが、そこにステップはない。 ライディングポジションだけがスクーターで非常に不自然。

乗り心地は悪い方。 路面の凹凸をしっかりいなせていない上に、アスファルトのザラザラ感をそのまま伝えてくる。 シートも体育の時間に跳び箱ってあったと思うんですが、その跳び箱の一番上の段に跨っているような感触。 座面は広いが座り心地は良くない。

デュアル・クラッチ・トランスミッションは変速ショックが大きい。 試乗した日は道が混んでいて、50km/h程度までのストップ&ゴーが多かったが、変速ショックでかなりギクシャクした走りになってしまった。 これなら、自分の手でクラッチを切って足でギアを変えた方がずっとマシ。

乗り終えた感想は、安っぽいスポーツバイクのガワだけをスクーターにしたバイク。 お店の人が「峠道では普通のビッグスクーターとは限界が全然違うと好評なんですよ」と言っていたが、中身はスポーツバイクなんだから、そりゃそうだろう。 しかし、市街地走行での快適性もスポーツバイクと同等か、それ以下でしかない。 それなら最初からロードスポーツ買った方がより楽しめるのは間違いない。

昔からスポーツバイクにカウルを着せただけで(スポーツ)ツアラーを名乗るバイクはよくあった。 そのバリエーションを増やしただけかな。 エンジンやフレームを使いまわすのはコストダウンの手段としては有効だろうから、中身はスポーツバイクなのにガワだけスクーターとか、ガワだけクルーザーだとか、ガワだけエンデューロといったバイクが増えそうで危惧している。 エンジンやフレームといった主要部分を、目的に合わせた専用設計とせずに本物とはいえない。

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Written by firefennec

2014年 4月 29日 @ 21:15

カテゴリー: モーターサイクル