Planet Blue

マジェスティSに試乗する

中古車を見に行ったら、たまたまマジェスティSの試乗車があったので、試乗させて貰いました。 最近試乗したバイクでは最も印象が良くなかった。 単に試乗しただけで余り良くないことを書くのもどうかなと思うんだけど、乗ってて怒りがこみ上げてきたので書いてしまおう。

フラットなフロアやフレーム剛性からくる乗車感はシグナスXに非常に似ている。 シグナスXで感じた出足の鈍さはなく、エンジンのパワーは150ccクラスとしてはごく普通。 走りだしてすぐに直進安定性の低さに気が付いた。 とにかく横によれやすい。 PCX150を基準とすると、まっすぐ走らないレベル。 これで高速道路を走るのは怖いを通り越して危険ですらある。 旋回性能も高いとはいえない。

走りでPCX150に太刀打ち出来ないのに加えて、乗り心地も非常に悪い。 路面とエンジンからの不快な振動が常にあって、目が回りそうになった。 PCXは言うに及ばず、原付二種のSh modeやDio 110と比較しても乗り心地は劣る。 シグナスXと比較してもどうだろう? ウインドプロテクションも全く考慮されておらず、乗り手は完全に雨ざらし。 マジェスティSの使用用途を考えると、冬の寒い朝でも走らないといけないだろう。 雨でも乗らないといけないだろう。 それを考えると余りにもライダーが無防備だ。

メーターに目を移すと、最も視認性の良い中央のアナログメーターが回転計。 ATのスクーターにタコメーターが必要だとは思わない。 街乗り主体と考えると当然速度計が中央になければならない。 その優先順位がおかしい。 自転車のような安っぽいメッキパイプハンドルを握っていると、怒りがこみ上げてきた。

「シティコミューターとして必要な性能とは何なのか?」といった視点でのバイク造りは行われておらず、PCXが起こしたブームに便乗することしか考えられていない。 ヤマハ車ではTWやマグザムの系譜に属するバイクかもしれない。 ブームで売るといった部分はPCXにも多分にあるし、それが大きな欠点にもなっている。 しかしPCXは基本性能が高いので実用性を高めるような方向性でカスタムをしてやれば、まともなシティコミューターになり得る。 だが、マジェスティSはダメだ。 基本性能が低すぎる。

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Written by firefennec

2014年 2月 10日 @ 21:57

カテゴリー: モーターサイクル