Planet Blue

ニコンからキヤノンへ乗り換えた理由

D7000とレンズを売却して、完全にキヤノンに乗り換えたので、ニコンからキヤノンへ乗り換えた理由を書いてみようかなと。 ニコンユーザーの方は読まない方が良いですよ。

乗り換えた理由の結論から書いてしまうと「色」です。 一言で言って黄色い。
と言っても、今まで使っていたD7000は黄色くはありませんでした。 たまに「D7000 黄色」などの検索ワードでアクセスする人がいたり、「D7000でも黄色味を感じてキヤノンに乗り換えた」といった話があるのには少し驚きがあります。 私はむしろD7000はマゼンタ傾向だと感じていたからです。 でもそれは、私がRAWで撮影してLightroomのAdobe Standardで現像するのがデフォルトだったからかも知れません。 Jpeg撮って出しや純正のRAWソフトで現像すると、やはり黄色いのかもしれない。 D7000でも黄色味を感じている人には、追加費用は必要になりますがLightroomでの現像をお勧めしておきたいところです。 ちなみにD90の時には、Lightroom現像でも黄色くて色温度を下げただけでは補正しきれず、各色の色相にまで手を入れて補正していました。

私がニコンのカメラで黄色くないと感じるのはD7000とD5100(D7000と同じセンサー)のみです。 その他のニコンのカメラ、ニコンのセンサーがCCDからCMOSに切り替わったD3、D300から最新のD4、D800、D600までのデジタル一眼レフ、Nikon 1シリーズ、Coolpix P7000シリーズやP300シリーズなどのコンデジも含めて、機種によって程度の差はあるものの全て黄色く見えます。

Nikon Coolpix P7700 Preview Samples

Coolpix P7700のサンプルなんて、こりゃまた酷いもんですわ。

色調については、「RAWで撮ればどうにでもなる」という話はよく聞くんですが、自分で色々試してみましたが、ニコンと例えばキヤノンで全ての色を同じには出来ないと思っています。 それは、SpyderCheckrのようなツールを用いてキャリブレーションしてもです。

Color Comparison: Canon 5D Mark lll and Nikon D800

楽器を演奏している人の赤い服の色を合わせると、その人が立っている地面の色が全然違う。 空の色を合わせると、時計台のレンガの色が異なる。 もし、全ての色を同じにできるなら、そのノウハウを公開して欲しいと思っています。 自分が出来るだけでは意味が無いですからね。 他の人も同様にできなければ。

このニコンの黄色被りについて、「日本人には黄色く見えるが、欧米人には正しい色合いに見えている」だとか、「欧米人の肌色の好みに合わせている」といった見解もあるんですが、それについてもどうでしょうか。 というのも、海外のフォーラムやブログを見ていると、「ニコン機の黄色被りを取るにはどうすればいいのか?」といった話が定期的に出ているからです。 嘘だと思うなら、「nikon yellow cast」や「nikon yellow tint」といった単語でググって見て下さい。 外国人も日本人と同様に黄色被りで困っていることがお分かり頂けると思います。 そもそも欧米人の好みに色を合わせているのなら、逆にキヤノンの出す肌色は欧米人には白過ぎると感じるはずだ。 では、欧米のポートレートを専門とするカメラマンが、キヤノンよりニコンを好んで使用しているかというと、そんな事はないだろう。

ご存知のように、ニコンはソニーやアプティナからセンサーの供給を受けています。 ニコンはセンサーの製造設備を持っていませんから、ニコン製とされているセンサーについても他のメーカーに製造を委託しているはずです。 私は黄色被りはセンサーの製造メーカーに問題があるのだと思っていました。 しかし、D800の背面液晶の緑被りやその対応などを見ていると、色調に関してニコン内部にとても根深い問題があると考えざるを得ません。

nikon-d800-green-cast-lcd-screen1

もう1つ、ニコンの画質で気になるのが明るすぎること。 露出オーバーなら露出をマイナス補正すればいいじゃない。 確かにそうなんです。 ニコンは基準露出レベルを設定できるので下げればいい。 しかし、それだけではないものを感じています。 適切な露出で撮影しているにも関わらず、他のカメラで撮影した写真に比べて、妙に明るく感じる。 被写体の明るい部分の露出は適正なのに、陰影になる部分が明るすぎる。 結果的に立体感に乏しい、ペタっとした、平面的で透明感のない写真になりやすいのが気になっています。 こう感じるようになったのは、ニコンのセンサーがCCDからCMOSになってからです。

長々と書きましたが、自分にとってのトラウマはやはりD90でしょうね。 D80を使っていた頃の「どんな写真が撮れているのかな」という期待感が、D90になって「また黄色いのではないか」という不安感に変わりましたから。 D7000にカメラを代えて色は良くなったとは思うんですが、それでも信用を回復するには至らずといったところでしょうか。 最新のフルサイズ機であるD600やD800でもやはり黄色傾向があるというのが、キヤノンに乗り換える決定的な要因になりました。

ニコンがキヤノンより優れている部分があるのは分かっています。 だからこそ、ニコン機を使い続けてきたわけですし。 今でもカメラのメカニカルな部分はニコンの方が優れていると思っています。 それだけにニコンの出してくる画は残念です。 次にニコンのフルサイズ機がモデルチェンジするのは2016年頃になるでしょうか。 その時にまたニコンにするかキヤノンにするか再検討することになるでしょう。

(追記)

ニコン公式のD4Sの製品紹介インタビューで、従来機には黄色被りがあったことを全面的に認めています。
D4Sでは立体感や鮮鋭感の向上も強調されていますから、自らの画質の問題点に気が付いていないわけではなさそうです。 D4S以後のカメラでは、黄色被りのない立体的で透明感のある画質になることに期待しています。

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作例B

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Written by firefennec

2012年 11月 30日 @ 21:48

カテゴリー: カメラ