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HLD-X9 対 LD-S9 画質比較

せっかく、HLD-X9とLD-S9が手元にあるので片方を売却する前に画質を比較してみます。
ちょっと調べてみると、人によって言ってる事が全然違うんですよね。 X9とS9では画質が全然違うという人もいれば、価格ほどの差はないという人もいる、あるいはS9の方が画質がいいという人もいる。 これはもう自分の目で見てみるしかないかなと思って、落札したという部分もあります。

X9とS9をコンポジット出力でBDZに接続。 BDZのXRモードで録画。 そのファイルをBD-RE経由でPCに持って行き、m2tsファイルをQonohaで再生して撮影したスクリーンショットです。
プレーヤーの設定は両方共デフォルト。

LD-S9

LD-S9

HLD-X9

HLD-X9

LD-S9

LD-S9

HLD-X9

HLD-X9

LD-S9

LD-S9

HLD-X9

HLD-X9

すぐに見て分かる違いは明るさと色調だと思います。 S9は明るくて、X9は暗い。 X9の方が少し解像感が高く、色が濃く見えます。 しかし、それはS9の方が明るいのでハイライトがクリッピングして、コントラストが低く見えるために、そのように見えるのかも知れません。 ノイズについてはX9とS9で大きな差はありません。

画質以外の違いでは、アナログ出力の音質はX9の方がかなり良いです。
・HLD-X9→アナログ出力→SRM-006tA→SR-404 Limited
・HLD-X9→光デジタル出力→SE-200PCI LTD→SRM-006tA→SR-404 Limited
X9では、この2つで聴き比べても音質に殆ど差がありません。
LD-S9の場合は、この2つで聴き比べるとアナログ出力の音質がかなり劣化しているのがはっきりと分かります。
LD-S9のアナログ出力の音質はCLD-939や959と比較しても良くないので、S9からX9にかえると音質が格段に良くなったように感じます。 音の傾向は、メリハリの効いたサラウンド向きの味付けになっています。

両方使用してみて分かったのは、HLD-X9とLD-S9ではターゲットユーザーが異なるということ。
X9が再生ソースとして想定しているのは明らかにシネマです。 シネマ向きの低輝度側の階調重視の画作りや、効果音向きの音作りがなされている。 自宅にホームシアターを作っているようなユーザーをターゲットにしていたのではないだろうか。 そのようなユーザーが必要とする機能、例えば黒をより沈み込ませるD-EXTや、表示窓の輝度設定などが付いている。 また、システムの基準クロックをビデオとオーディオで切り替えられたり、その手のマニアが好みそうなツボもおさえてある。

逆にS9はアニメ向きの設定になっているような気がします。 実写だとS9は明るすぎると感じるんですが、アニメだと気になりません。 アニメのスクリーンショットを比較すると、S9の色調の方が好みという人も多いのではないでしょうか。 情報量の少ない映像を美しく見せるARTモードや、CLVディスクでのコマ送りなど、アニメファンが必要とする機能はしっかり搭載している。 ターゲットユーザーとしてアニメファンを意識していたのは間違いないと感じます。

今からLDプレーヤーを購入する人は私のようにデジタルキャプチャーが目的だと思います。 X9に価格分の価値があるのかと言われるとキャプチャーするソース次第でしょうね。 アニメをキャプチャーするのであればS9で全く遜色ないと思います。 アニメだとキャプチャーした後の再エンコード時に強力なノイズフィルタを掛けて24fps化するはずですから、むしろキャプチャー後の処理の方が画質に与える影響が大きい。 音質も光デジタルで出力してPCMキャプチャーしてしまえば変わりませんし。

しかし、実写をキャプチャーするのであればX9の方が良いと思います。 S9だと画面が明るすぎるので再エンコード時に色調補正をした方がいいでしょう。 でも、なかなか難しいんですよね。 同じ物をキャプチャーした見本があれば、それに合わせて補正してやればいいんですが、実際やる場合には見本はないですからね。

X9とS9に大して画質の差がないんであれば、X9はすぐに売っちゃおうかなと思っていたんですが、X9の方を残すことになると思います。

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Written by firefennec

2012年 8月 13日 @ 21:31

カテゴリー: 映像機器