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D7000の画像は眠いのか

D7000の発売当初「D7000の画像は眠い」と言われていたんだけど、その答えはYESでもありNOでもある。

D7000でも条件を整えて撮れば、シャープな写真が撮れます。 具体的に言うと、三脚を立てて、ライブビューでMFして、リモコンを使って、RAWで撮れば、非常にシャープになる。 センサーの解像度はD90と比べて画素数が増えた分、確実に上がっているのは間違いないところです。 しかし、実際にいろんな人の撮ったサンプルを見ると眠いものも多い。

その理由は、まずカメラ内生成のjpeg画像の解像感が低いのが1つ目の理由。 これについてはD7000に限らず、ニコン機全般に言えることです。 「プリント前提でこうなってる」といった意見もあるんだけど、そのような意見には同意できない。 ニコンが何らかの意図を持って解像感を落としているというのなら、ニコン純正のソフトウェアでRAWからjpegを生成した場合にも同じ解像感にならなければ辻褄が合わない。 しかし、実際にViewNXやCaptureNXでRAWからjpegにすると解像感が見違える。 これは単純にニコンのカメラ内のjpeg生成アルゴリズムが良くないと感じています。

2つ目がAF精度。 D7000のAF精度は中央部でD90とほぼ同等。 周辺になるとちょっと怪しくて、少し光量が足りなくなると合焦力が途端に落ちるのが体感として分かる。 ボディとレンズの個体差による微妙なピントのズレもある。 ピント微調整機能はあるんだけど、実際に調整しようとするとかなり難しい。 ワイ端で合わせるとテレ端で合わなくなったり、どの焦点距離でもジャスピンに合わせるというのは非常に難しい。 私はレンズとボディを一緒にメーカーに送って調整してもらいました。 調整後はかなり良くなったんで、こういう個体差もありそう。

3つ目が微細な手振れとミラーショック。 高画素化された分、手振れにはかなり敏感になってます。 でも、それだけじゃなくミラーショックの影響も大きい。 それは、レリーズモードを通常の撮影モードとQモードで撮り比べてみれば分かる。 Qモードはシャッター音の静音だけではなく、ミラーショックを低減するのにも効果がある。 手振れだけが問題であれば、レリーズモードを変えても解像感に違いはないはずなんですが、実際にはQモードで撮るとシャープになる。

条件を揃えた状態で撮影した画像を上げて、眠いのは撮影者に問題があるみたいなことを書く人が結構いるんだけど、それはちょっと違うんじゃないかなと思うんだよね。 センサーの解像度が上がってるんだから、条件を整えれば解像度の高い写真が撮れるのは当たり前であって、普通の人が普通に撮ってどう写るのかが重要なわけでしょ。 D7000は、D90と比べてセンサーの解像度は上がっているんだけど、キットレンズは同じだし、AF精度やミラーショックといった部分にも変化がない。 D7000は中級機ということになってるけど、実際には初めてデジタル一眼を使う方も非常に多いはずで、それだと眠い画像が撮れるのも仕方ないんじゃないかなと思ってます。

このままセンサーの解像度が上がっていくと、コントラストAFでミラーショックのないミラーレス機が解像面で有利という結論に到達するような気がしています。 自分はシャッター音とかシャッターを切る感触とか好きなんで、伝統的なデジタル一眼レフにも生き残って欲しいと思ってるんですが、どうなるでしょうかね。

(追記)

別にD7000の画像が眠いって書いた覚えはないんですけど・・・。
条件を揃えて撮ればD7000の解像度はAPS-C機でトップクラスなのは間違いありません。
ただ、色々な要因が重なって眠い絵になりやすいから、D7000を使ってる人は自分も含めて気をつけましょうねって意味なんですよ。
公開した記事にリングを貼るのは自由ですが、意味を変えてリンクを貼るのはやめて欲しいです。

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Written by firefennec

2011年 12月 6日 @ 01:38

カテゴリー: カメラ