Planet Blue

D7000 インプレッション 画質編

量販店で試してみれば分かる部分やスペックシートを見れば分かる部分ではなく、実際の使用感を中心にレビュー的なものを書いてみようかなと。
例によって絶賛するわけではなく、冷静な目で見ているので、そういうのが嫌な人はスルーしてもらった方がいいでしょう。

D90からの買い替えなので、基本的にD90と比較していくことになります。 ただ、自分のD90の評価がかなり低かったということを、前置きとして書いておかなければいけない。

D90の色に関しては以前まとめた通り。
自分の場合はRAWで撮影して、色温度だけではなく色相や彩度にまで手を入れて補正していたが、デフォルトで黄色っぽい絵を出してくるニコンに対する不信感はあった。 このD90の黄色っぽい絵を好きだ、あるいは自然だという人が少なからずいるのは知っている。 だが、もし自分がメーカーの人間なら黄色っぽい画作りは絶対に避けたいだろう。 なぜなら、黄色っぽい写真は下品な印象に結びつくからだ。

デジタル一眼は多くの人が協力して作る製品だから、メーカーの主張が込められつつも基本的には無難な画作りになっていなければおかしい。 ところがD90はそうではない。 好きな人は好きかもしれないが、見る人によっては不快な印象を与えかねない、非常にクセのある画作りになっている。 そこに、「ニコンというメーカーは一体どうなってるんだ?」という気持ちを持たざるを得なかったわけだ。

・大きく変化したホワイトバランスと露出

D7000が届いて窓の外の景色を1枚試しに撮ってみた段階で、すぐにD90とホワイトバランスが大きく異なることに気がついた。

デジタル一眼6機種画質対決

D90の場合にはAWBで撮影した場合、上のリンクの作例のように太陽光(5200K)で固定した画像よりもアンバー寄りになる傾向が強かった。  それが、D7000の場合AWB(Auto1)で撮影すると太陽光よりも青っぽい画像になるようになった。 RAW画像で確認するとAWB(Auto1)の場合、晴天下では4900Kから5000K程度の間で現像するようだ。 また、D90ではホワイトバランスを太陽光(5200K)で固定した画像でも、他のカメラに比べてまだ黄色い印象があったのに対して、ホワイトバランスを太陽光に固定するとほぼ見た目通りの適正な色で撮れるようになった。 D90とD7000では色温度を合わせても同じ色にはならない。 D90で強く感じられた黄色被りが解消されている。

D7000が発売された当初画像が眠いという評価があったが、RAWで見る限りそのような印象はない。 むしろ、解像感は高い方。 ただし、うちの個体はピントチェックをすると後ピン傾向があったので、レンズと一緒にニコンプラザに持ち込んでピントを調整してもらっている。 このような個体差は結構ありそう。 また、ニコン機はjpeg撮って出しだと解像感が大きく落ちる傾向がある。 D7000でも解像に拘るならRAW撮りした方がいいのは変わらないと考えている。 RAWで撮影しても解像感が今ひとつの人は、保証期間が終わらないうちにボディとレンズをニコンプラザで点検して貰ったほうがいいのではないだろうか。

ISO800

RAWで見る限りノイズは決して少なくない。 特に青空やボカした背景にザラザラっとしたノイズが乗りやすい。 画素数が増えた分ノイズも細かくなっているので、解像感をある程度犠牲にしつつノイズ処理をして縮小してやれば、D90よりノイズは少なくなるかも知れないが、センサー自体のノイズ耐性はD90と大きな違いはないと思っている。

露出については、D90では常に露出オーバー傾向で落ち着かない印象だったものが、D7000では通常の状況なら基準露出を下げなくてもほぼ適正露出で撮れるようになった。 ただ、マルチパターン測光でもフォーカス面に露出が引っ張られやすかったり、低輝度側は黒潰れしないようにギリギリまでしつこく粘るのに、高輝度側は割りと簡単に飛ばすなどのクセを感じるのでもう少し検証してみないといけない。 いまのところ、D90に比べて露出の正確性は向上していると思っている。

D7000の画質に対するトータルな印象はD90より数段良い。 やはり色調が正常になったのが大きい。 これによってRAW現像時の手間が大幅に減った。

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Written by firefennec

2011年 7月 21日 @ 20:35

カテゴリー: カメラ