Planet Blue

PowerShot S95 レビュー

S95を使ってみたんでレビューを書いてみようかと。
まぁ、思ったことを書くだけですが。

・画質

こんなもんなん?
画像のレタッチや動画のエンコードをする人ならよくわかると思うけど、画像にノイズがあった場合、まずノイズフィルタを掛けてノイズを消す。 すると画像が少しぼやけるので、シャープネスフィルタを掛けて輪郭線を引き締める。 その結果、パッと見綺麗な画像が出来上がる。 S95の画像はまさにこれ。  輪郭線は太くシャープなのに、細部は解像できていない。 解像よりもノイズを潰すことを重視している。

色調は彩度が少し誇張されているが、全く嫌味を感じさせない。 露出も極めて正確。
この辺の画作りのバランスの良さはさすがとしか言いようがない。

S95のレビューで高画質と評するのを目にすることがあるが、「コンデジとしては」という言葉が抜け落ちている。 
APS-Cのデジタル一眼と比較しうるような画質ではないのは確かだ。

・操作性

リコー機ほどのマニアックな操作性ではないが、分かりやすく使いやすい。
背面のホイールと前面のリング、2つのダイヤルがあるので絞りの変更などもスムーズに行える。
もう少し細かな設定の変更が出来ればなお良かった。

・動画

1280x720pixel 24fpsの動画に20Mbpsもの過剰なビットレートを割く一方で、プロファイルはBaselineという謎仕様。 これはプロファイルをHigh Profileにして、ビットレートをもう少し下げた方がバランスが良かったと思う。 もちろん、ビットレートは何種類か選べるのが理想だが。
画像処理エンジンはDigic 4なのでフルHDやHigh Profileも可能だったはず。 ここはキヤノンお得意の出し惜しみを感じる部分。

・まとめ

写りはそれなりだが、実用性は素晴らしいってのが率直な感想。
記録やメモ用に何も考えずにシャッターを押しても、戻ってからブレていたとか、ピントが合っていないとか、ホワイトバランスや露出が狂っているとか、そういう失敗をする確率はほぼゼロ。
PowerShot A1000 ISを使用して感じていた広角側の不足や、標準モードで寄れない、モードダイヤルが勝手に回るといった部分が解消されていてとても便利だ。

用途としては、特に室内で(動かない状態の)子どもやペット、料理などを撮るのに非常に向いている。
逆に風景やイベントを撮るのにはあまり向かないだろう。
風景やイベントなど本気で撮るものにはデジタル一眼、普段持ち歩くコンパクトなサブにS95、という使い方だとその利便性を存分に発揮してくれるカメラだ。
メインでデジタル一眼を使っている人のサブとして割り切って作られているし、マーケティング的にもデジタル一眼を使っている人が好むポイントを上手く押さえてあるなぁと感じる。

(追記)

上記レビューは買ってすぐに書いた物。
500枚ぐらい撮影して感じたことを書いたのがこちら

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Written by firefennec

2011年 4月 7日 @ 02:30

カテゴリー: カメラ