Planet Blue

D90レビュー その3

最も問題があると思っている画質について。

・画質

晴天野外の撮影でAWBがアンバーに転ぶ。

補正前

補正後

D80のAWBも完璧ではなかった。 しかし、D80のAWBが転ぶのは屋内での撮影のみで、野外ではAWBで困った事はなかった。 それだけに、D90がアンバー被りの画像を出してきた時にはショックだった。

日陰や屋内では余り気にならないので、野外ではWBを晴天、屋内でオートという使い方をしているとAWBがアンバーに転んでいる事に気が付かないかも知れない。 しかし、1度アンバーに転んだ画像を見てから、屋内で撮影した画像を注意深く見てみると、屋内でも少しだけアンバーに色が寄っている事が分かる。

D200以前のニコンのデジタル一眼の絵は黄色かった。 更に発色が渋く、露出が暗めだった事もあり、まるで古ぼけた写真を見ているような画質だった。 私はそれを昭和画質と呼んでいた。 D50以後の画作りの方向転換で昭和画質を克服したかに思えたが、また病気が再発したらしい。 ニュートラル、RAWと撮像素子の出す素の状態のデータに近づけば近づくほど画像が黄色くなる。 私には撮像素子そのものに、根本的な問題があるような気がしてならない。

「画像が明る過ぎる」とはD90でよく言われる事だが、その要因は1つではない。
まず、ピクチャーコントロールによって中間調が持ち上がっている。 その為、適正露出で撮影した画像でも明るく見える。 ピクチャーコントロールの明るさを下げるにはアクティブ-Dライティングを切らなければならない。 アクティブ-Dライティング自体は、シャドウ部の描写が見た目に近くなるので気に入っている。 アクティブ-Dライティングを切りたくなければ少し明るめの画像を受け入れるしかない。 アクティブ-DライティングをONでも明るさの調節が出来るようになればいいのだけれど。

画像が明る過ぎる、もう1つの要因が純粋な露出オーバー。
特にマルチパターン測光はオーバーに振れやすい。
マルチパターン測光がオーバーになるパターンは、まず主要被写体が高コントラストで暗い部分がある時。 この場合0.7段程度オーバーになる。

次が夕暮れ時。

日没後でこの明るさ

夜7時前の日没後でも、露出補正なしだと「真っ昼間かよ」と言いたくなるような明るさになります。 こういう場合、2段程度オーバーになります。

逆に上記の条件に当てはまらないような被写体だと、マルチパターン測光でも適正露出で撮れる。

露出ばっちり

D90のAEは決まる時は決まるが、外す時はその振れ幅が非常に大きい。 単純に「基準露出レベルを下げればいいじゃん」という問題ではない。 中央部重点測光だと安定するという情報も見ましたが、中央部重点測光にすると今度はアンダーにも外すようになり、却って不安定になる。 D90の露出のデタラメさには本当に困っている。

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Written by firefennec

2009年 5月 13日 @ 22:02

カテゴリー: カメラ