Planet Blue

D90レビュー その2

次にバッテリー、ライブビュー、動画について。

・バッテリー

スチル撮影のみならD80より確実に持ちは良くなった印象。 但し、ライブビューや動画などバッテリーを消耗する新機能が追加されているので収支はトントンといったところか。 やはり予備バッテリーは欲しい所。

・ライブビュー

私がライブビューでやりたかったのは、MFレンズでのマニュアルフォーカス。 D90では非CPUレンズで露出計が使えません。 なので、背面液晶の明るさを参考に露出が計れるんじゃないかと思っていたんですよね。 しかし、使ってみてすぐに、背面液晶の明るさと撮影画像の明るさには関係がない事が分かりました。 これはCPUレンズ装着時でも同じで背面液晶では適正露出に見えたのに、実際に撮影された画像は超オーバーでびっくりした事があります。 ライブビュー時に表示される画像は、「表示に適当な画像」で実際に撮影される画像の露出を反映した物ではないようです。 まぁ、そうじゃないと非CPUレンズで露出計が使えないという制限が実質なくなるからね。
私としては無意味な制限はなくして、ライブビュー時に露出を反映した明るさになるようにして欲しいですね。

コントラストAFは激遅。 コントラストAFがこれだけ遅いのに、位相差AFをばっさり切り捨ててしまった判断はちと疑問。

・動画

本当にガッカリしています。 画質の低さに。
市販のビデオカメラとは比較にならないほど大きな撮像素子と高品質なレンズ。 超高画質の動画が撮影できる要素は揃っている。 しかし、実際の動画の画質は悪い。 それは圧縮形式とビットレートが拙いため。 私にはどうにも宝の持ち腐れ感が強い。

動画の圧縮形式にMotion-JPEGが選ばれたのは、「作品撮りを意識してPCでの編集を容易にするため」という意見があるが、私はその見方に首肯できない。 なぜなら、D5000でも同様の動画機能が搭載されたためだ。 D5000やD90を購入するエントリーユーザーにとって、PCで凝った編集をする作品撮りと日常のちょっとした記録、どちらのニーズが多いかと言えば圧倒的に後者だろう。 ならば、編集はし難くても画質の良いMPEG-4での圧縮が妥当だろう。 にもかかわらず、圧縮形式がMotion-JPEGなのは単純に回路実装上の都合だと思っている。

そもそもニコンがデジタル一眼に動画を盛り込んだのは、コンデジからのステップアップユーザーの「コンデジでは動画が撮れるのに、なぜデジタル一眼では動画が撮れないの?」という素朴な疑問に対する回答だったのではないか。 なので、コンデジの動画機能同様、おまけ感覚でデジタル一眼にも動画機能を付けたと。 ところが蓋を開けてみると、巨大な撮像素子と高品質かつ多彩なレンズ群を使用できるデジタル一眼での動画撮影が新たな表現手法になると期待したマニア層からの注目を浴び、その画質を見てずっこけた。 そして今、マニアの皆さんは5D Mark2に夢中。 そんな感じに見えるんだがな。

デジタル一眼に動画を盛り込むならば、動画不要派をも納得させる超高画質でなくてはならない。 ニコンはデジタル一眼の動画機能に対する認識を間違えている。

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Written by firefennec

2009年 5月 12日 @ 05:14

カテゴリー: カメラ